2017年05月09日
上山市への旅(その1)



クアオルト構想すなわち温泉保養地を目指すというのが、由布院温泉のまちづく
りの方針だ。
ドイツ語で健康保養地、療養地を意味する。その結果としてあるのが健康温泉館
「クアージュゆふいん」だ。
ドイツにある水着で入る温浴運動施設に倣ったものだ。
クアオルト構想を言い出して40年、当時の湯布院町は合併し由布市となり、今で
は色褪せた存在になっているではと想像する。
山形県にある上山市が今、その急先鋒を担っている。クアオルト推進室があり、
室長以下、保健師も含め5人の精鋭部隊で構成されている。
市民の健康増進と交流人口の拡大による地域活性化が彼らに与えられた指命だ。
市がまずは取り組んだことがクアオルト健康ウォーキング、正確には気候性地形
療法ウォーキングという。
自分にあった歩行スピードで、体表面を上げないように風を程度よく当てて汗を
かきにくくするのがコツだ。
中性脂肪の低下、悪玉コレステロールの低下、善玉は増加、心肺機能の向上に効
があると言う。
翌朝、ウォーキングガイドをしてくれた時代屋主人の冨士さんが身をもってその
効用を実現していると話された。
(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 06:43│Comments(0)