2016年08月25日
熊本そしてオレンジ食堂の旅(その6)






「おれんじ食堂」のプロジェクト リーダー曰く「地域住民や地 元産業の活性化
があってこその鉄道事業ということを考えると、
地元の資産を生かし、観光を増やしていくしか、双方に再生の道はない。一方
で、観光を呼び起こそうとするとき、
地産地消の食は強力な集客要素となる。
そこにしかないオンリーワンのものを考案し、わざわざ行く理由になるものを作ること。
その結果、7つの町を知ってもらいながら、満腹になって帰ってもらうという食
を付 加価値にした観光のストーリーだ。
さらに、ビジネス面での「おれんじ食堂」のコンセプトストーリーは、「究極の
経済循環列車」だ。」
す、素晴らしい!!「気」 の入ったプロジェクトだ。
結 果、食で徹底的に乗客を楽しませる戦略は功を奏し、2013年4月~6月に運
輸収入は、前年比24~30%アップ。旅行収入は少なくとも2倍になったと言う。
さらに、おれんじ食堂は「究極の癒やしの鉄道」でもある。
「列車に乗ると、ぼーっとしながら海を見てビールを飲み、ゆっくり考える時間
が出来る。
うーん「ななつ星」との共通点を感じずにはいられない。
お客さんの中にはななつ星は何度応募しても当たらないから「おれんじ食堂」に
乗りに来たという方もいるそうだ。
そのこと言ったクルーが「ななつ星の3泊4日 コースに乗った人と初めてお会い
しました。」
その後会話が弾み、ななつ星で研修を受けたこともあるとのこと。
阿久根駅に止まった。ここが凄い 「にぎわい交流館阿久根駅」 平成26年5月 に
リニュー アールオープン。
デザインは言わずと知れた水戸岡鋭治氏だ。市の玄関口にふさわしく迎賓館と
言ったノリだ。
うーん、ここにも建て替えを予定している足柄駅のヒントになるもの満載だ。
再び車中の人となり、残り少なく なってきた車窓の流れる風景 をぼーっと見て
いると川内の市街地が見えてきた。終着だ。
さあ、Jネット47の皆が いる鹿児島中央駅に向かおうと九州新幹線に乗り換えた。
ここからが今回の旅の一番の目的がスタートするのだが、すでに満たされた気分
になっていた。(お しまい)
Posted by Qさん 大魔人 at 22:57│Comments(0)