2015年03月23日

オランダへの旅(その3)



視察したトマトの温室は広さ6ha、軒高5m オランダ では 作物に関わらず、この
高さのものが一般的だ。
夏の作業時には特に、その効果を発する。熱い空気は上がり、作業には好都合。
温度の一定化にも具合がいいらしい。建設費は高いが、大量に建設されているか
ら、コストは押さえられているだろう。
上を見ると煌々と照明が点いていた。冬の時期の日の短さに曇天の空を見れば人
工照明は生産性を上げる上で欠かせない設備であろう。

 苗はブロックのロックウール培地に植え付けられ、肥料、水は点滴により供給
されている。
土耕栽培では肥料分が40%しか吸えないが、ロックウール培地では100%。
灌水に必要な量もトマト1kgに対し300リッ トル、水耕栽培では4リットルに過ぎ
ない。収穫は土耕で20kg/㎡、水耕栽培温室で65、 更に人工照明により85まで上がる
そうだ。

 70cm の苗を11月に植え、茎の長さは15m にも成長する。
温室の高さをはるかに超えてしまうので、茎を上から吊り、収穫後の茎は水平に
垂らしていく、こうして44段もトマトをならせる。





Posted by Qさん 大魔人 at 23:36│Comments(0)
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