2014年10月20日
ロシアへの旅(その18)



先日18日の夜、富士スピードウエイで行われた
奉祝 天野丹城翁百十年祭「大花火大会」に行こうか迷っていた。
かなりの寒さと帰りの渋滞が予想されていたからだ。
職場同僚からは18:00頃すでにメインスタンドは満席になっている。
そんなに人気があるならば行かねば、ここで躊躇したら再び見ることができるのは
5年後だ。小山町から離れた後になってしまう。
一人花火を見に行くことに気は進まなかったが、思い切ってハンドルを握った。
小生が20代の時に流行っていた音楽に乗せて花火が宙に開いた。
あの西条秀樹のYMCAには「Y」「M」「C」「A」の字が浮かんだのには驚
いた。
放射状に開く花火にどうやって文字を出現させることができるのだろうか?
コース上には色とりどりの火を噴く装置が。冷え切ったスタンドに火柱の放射熱
が届く。す、すごい!
フィニッシュは2尺玉だ。富士の裾野に相応しい光の花が、寒空の澄んだ大気に
目いっぱい広がった。
明治初めころ、今の小山町内に1000haの民有権を確立し、数百haの植林をし推進
し、富士山の宝永の大噴火で荒れた村を立ち直らせた天野丹城翁。
翁の残した土地が、森林が大きな富を今に生んでいる。
そのことに感謝するに相応しい度肝を抜く大花火大会だった。来てよかった!!
さて、ロシアの旅のお話です。
クレムリンの中に入るには、まずは350ルーブルのチケットを買う。
観光シーズンの盛りは過ぎているから並ぶことなく買えたが、
7.8月であればチケット売り場が大混雑するとのこと。
何せロシアでは切符を買うに時間がひどくかかるので注意したい。
いよいよクレムリンへ入城、門入り口には若い兵士が微動だにせずに立っている。
中にはいると右手に国立クレムリン宮殿が現れる。1959〜61年に建てられた鉄筋
コンクリート造にガラスのカーテンウォールの社会主義モダニズム建築である。
6000人を収容可能な議事堂で、ソ連共産党大会や国際会議場とし て使用された。
周囲の歴史ある建築とは一線を画するどころか全くの異物に、この宮殿のみ世界
遺産としての指定がなされなかった。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 23:18│Comments(0)