2013年12月07日
ななつ星in九州(その15)


ななつ星の旅の一ケ月ほど前にJR九州の秋山さんから連絡が入った。
「10月15日は結婚記念日ですよね。お花、ケーキ、シャンパンが御用できますが如何でしょうか?」
口に入るものは十分に用意されているだろうから、花にしてもらうことにした。もちろん有料ではある。
「その花はどの場にいつのタイミングにしましょうか?メッセージカードのコメントは?
ラウンジカーにはピアノが用意されてますので、リクエスト曲は?」とおもてなしのメニューが続く。
これはサービスではない、おもてなしである。
この二つの違いは何か?サービスにはお金が伴い、それは仕事と言うべきものだが、
もてなしは「思いやり」から派生しているものと思うし、そこに人のセンスが伴う。極意なのかもしれない。
花を出すタイミングは夕食後、デザートの前にした。部屋に置いておいておくという選択肢もあったが、
他のお客が見ている前の方がいいに決まっている。入れたメッセージは内緒、、、。
花が出され、メッセージを読み終えた頃、斎藤和義の「歌うたいのバラッド」がピアノから流れたと同時に、
頬に涙が伝わっていくのが見えた。
Posted by Qさん 大魔人 at 05:22│Comments(0)