2013年11月11日

ななつ星in九州(その9)






日 田を過ぎると最も楽しみにしていた由布院駅下車の場面だ。
昨年11月 に「ななつ星ファーストゲスト当選」の知らせがあった時、すぐに電
話をしたのが由布院温泉亀の井別荘主の中谷健太郎さんだ。
「ホ、ホントかへー。わしの周りに当たったなんて言う人は一人もおらんでぇ。
運が強いなー」
「そりゃそうですよ!そうでなきゃ由布院観光総合事務所の事務局長を勤めるよ
うなこともなかったでしょう」と答えた。

由 布院への里帰りを欠かした年は静岡県に戻って早15年 が過ぎるけど一度もない。
でも、今回のななつ星に乗っての由布院入りは格別なものがある。

駅 を降りると改札口のない由布院駅ホームは人だかりだった。由布院駅は磯崎
新が設計したものだ。
改札口がないのは、人を迎える由布院の入り口たる駅にいきなりゲートは、あっ
てはならないとの考えからだ。
だから、九州の観光列車に先鞭をつけた「ゆふいんの森号」が着くときには、
駅員総出でお客の手から直接に切符を受け取ることになっている。

今 回は、もとより切符など持っていない。駅員は改札替わりに見物客の整理に
大童だった。
駅 舎内に入ると溝口薫平さん、桑野和泉さんら多くの顔見知りが満面の笑みで
迎えてくれた。
「Qさ んおかえり」との声がかかる。最も嬉しい時だ。

翌 日10月16日 の西日本新聞には、このことを報じていた。
平成10年3月26日 に大分合同新聞が小生の送別会を記事にしていただいて以来、
すでに15年 の月日が流れている。
由布院の駅前の風景は、以前より整えられ変わってきてはいるけど、
お互い歳を重ねたものの変わらぬかつての仲間に囲まれることが何より嬉しかった。

ゆっくり皆と話していたかったが、駅 前にはすでにななつ星専用のバスが待っ
ていた。





Posted by Qさん 大魔人 at 23:27│Comments(0)
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ななつ星in九州(その9)
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