2017年08月30日

熊本への旅(その4)



Jネットの一行と少し早めに別れ、次の目的地に向かった。車は友人である菊池市水道局長の古田さんが運転してくれる。
玉名市でトマト農家をしている吉田さんが遊びに来いと言う。何でも有明海の干潟でシャク捕り漁を筆を使ってすることを体験させてくれると言うのだ。

シャクはシャコに似ているけど、別物。殻が柔らかいので、そのまま天ぷらがお薦め。干潮時に現れるひろーい干潟に立ち、
まずは鍬で表砂を取ると指が入るくらいの穴がいくつも開いている。これがシャクの棲みかだ。この穴に筆を入れていくと、
この異物を押し出そうと差した筆が上がってくる。上がってきたところを慎重に捕まえ引き揚げる、ただそれだけなのに、
なかなか上手くいかない。上がってきたものの途中で穴の中に戻ってしまうとか、まずは当たりが無いとか。
ベテラン吉田さんでも次から次へとはいかない。

30分間程奮闘して、ようやく一匹をゲット。その夜の飲み方(熊本では飲み会のことを飲み方と言う)で天ぷらとして卓に上った。
有明海は海苔、ムツゴロウ、蛸、アサリ、蟹はじめ海産物の宝庫だ。 その夜はシャクに加え蛸も蟹も、そしてエイが調理され、
何とも贅沢な夜の宴となった。地元の方々に、岡本副町長も合流。海岸を散歩していた佐賀市から来た見ず知らずの娘さん
中野さんと西村さんも仲間に加えられ、我らの自己紹介を聞かされ、忘れぬ夏の想い出になったことと思う。

真っ赤な太陽が有明の海に沈む頃、ビールと共に有明海の幸が胃を満たしていった。3泊4日の火の国熊本の旅、楽しい夏休みの旅となった。次は小布施、富山、大阪、ポートランド、鹿児島、中国への旅が待っている。おっと、その前に仕事が待っている。ああぁ(おしまい)



  


Posted by Qさん 大魔人 at 22:35Comments(0)