しずおかグリーンツーリズム研究所

富士山のある町、小山町ではいつもこの時期に話題になることがある。
この時期に突如現れる富士山五合目に滝のことだ。名付けて「幻の滝」

富士山には川や滝はない。スコリア土壌が水を全て通してしまい、
雨水は地下に染み込んでしまうからである。
しかし、毎年5月中旬から6月初旬までの期間限定で、富士山に現れる幻の滝がある
富士山雪解けの水が、部分的にある浸透しない溶岩の上を滑り落ちてくる。
午前中に太陽の陽を浴び溶け出すので、午後に現れ気温が下がる夕刻には止まっ
てしまう。
今年の冬は積雪が多く、豊富な水の量が期待できた。愛媛県庁の友人が2週間前
にやってきときには、
残念、その日のみ大雨。富士山は姿すら見せなかった。

今日は快晴、富士山の姿がくっきりと見えた。絶好のチャンスだ。
小山町に来て4年目に入ってるが、まだお目にかかったことがなかった。
大いに期待していた。五合目の駐車場にはいつになく車が多く停まっていた。観
光バスまである。
早速歩きはじめると、帰ってくる人たちの口からは「しっかりと滝を見てきた」 とのこと。
歩きはじめ30分もせずに、滝は姿を現した。雪解けの水だけあって手をしばらく
さらしていると痛くなってくる。
頂上を見上げると、かなり上の雪渓残る辺りから
キラキラと輝く水の流れが見えた。うーん素晴らしい！

まだ、今週は見ることができるかと思います。
登山シーズ前には草花も綺麗に咲き誇ってきます。
富士山の魅力に会いにお越しくださいませ。